約 2,249,661 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2538.html
牛よりも大きな巨体が鎮座していた。砂ぼこりが晴れると共にその姿がゆっくりと明らかになる。 人を丸呑みできそうな大きな口、骨をも噛み砕く頑丈な牙、振るうだけで大樹をなぎ倒す尻尾。 喉の奥から猛獣特有の太い声を鳴らした。 首を持ち上げ周りを見まわすと周囲に居た生徒はみな威圧され、一歩下がった。 「や……」 その巨体の前に居た少女、ルイズ・ド・フランソワーズは満面の笑顔を浮かべた。 「やったぁあ!」 普段はきつい視線で周りを威圧するように過ごしている彼女。 それが年相応の歓喜の声を上げたことで一部の生徒が珍しいものを見たように視線を向けた。 そんな視線はまるで眼中に無いようで、ルイズは巨大なモンスターに近寄った。 俗に言うオオトカゲ、いやココまでの巨大ではドラゴンの一種かもしれない。 何せ軽く人を数人乗せても平気そうな大きさなのだから。 今年の使い魔召喚儀式で最高の使い魔と思われていたミス・タバサの使い魔、スカイドラゴンとほぼ同じ大きさをしている。 翼は無いが、頑丈そうな鱗はドットレベルの魔法なら軽く弾き返しそうである。 近寄ってきたルイズに興味を持ったのか、ドラゴンは首を屈めてルイズの顔を覗き込む。 ルイズは自分に忠誠を持ったと判断し、そのままコントラクトサーヴァントを行った。 コントラクトサーヴァントも無事に終了。 そうするとあっけに取られていた生徒たちが騒ぎ始めた。 「そんなバカな」 「ゼロのルイズが?」 「でかいだけじゃないか?」 口々に何とか目の前の事実を否定しようと試みるが、それはルイズの虚栄心を満足させるだけだった。 ルイズは今、有頂天に居た。 入学してから彼女に与えられた言葉は蔑みと憐れみだけだった。それが今向けられているのは嫉妬交じりの羨望の視線なのである。 特に彼女が嬉しかった点はライバルであるキュルケの使い魔よりも高レベルの使い魔を喚んだ事だ。 キュルケの横に居るサラマンダーを見てルイズはニヤニヤと表情を隠さなかった。 それに気づいたキュルケは解散の声を聞くとさっさと校舎へ戻っていった。 (勝った) とルイズは心の中で喜んだ。 いつも自分につっかかってくるキュルケが何も言わずに立ち去ったのである。 あまりの喜びにルイズは巨大なドラゴンの体を抱きしめた。 と言ってもあまりにサイズが違うためルイズが寄りかかっているようにしか見えないが。 「これから、よろしくね」 「グォウ……」 ルイズに話しかけられたドラゴンは否定とも肯定とも取れない鳴き声を発した。 次の日。 ルイズは人生において最高の目覚めだと感じていた。 窓の外が青空なのも世界が自分を祝福しているのだとさえ思えて、思わず歌いだしそうだ。 それと同時に自分の幸福、使い魔の姿を確認したくなったルイズは自らの使い魔に会いに行こうと考えた。 さすがにあんな巨体では自分の部屋に入れることができないので、そういった使い魔が眠る場所があるのである。 場所は馬屋の近く、基本的に食事の世話は使用人がする。馬の世話も使用人がするため機能的にそこに建っているのである。 意気揚々と服を脱ぐと制服に着替える。廊下に用意されている水で洗顔をすると宿舎の階段を降りた。 思わずスキップしそうな心を抑えて貴族らしく丁寧に歩く。だが明らかにその足取りは浮き足立っていて危なっかしい。 「おはよう、随分とご機嫌だねルイズ」 と一階のホール部で声をかけられる。そこに居たのはギーシュだった。 薔薇を口に咥え、その整った顔で笑顔を向けていた。 普段からゼロだの悪口を言う生徒の中にギーシュは居た、それが今日は他の女生徒と同じような対応をしている。 それをルイズはギーシュも自分を認めたのだと考えた。 「おはよう、ギーシュ。今日は最高の朝だわ」 「最高の使い魔を召喚したからかい?」 「そうよ、今なら魔法も成功させる自信があるわ!」 「そ、それは今後ゆっくりやっていけば良いんじゃないかな……」 ちょっとだけ顔を引きつらせるギーシュ、話題を変えるためさらに言葉を続ける。 「そんなことより、昨日のキミのアプローチ嬉しかったよ。どうだい、今度の虚無の日に遠乗りに行くと言うのは」 「……は?」 突然のギーシュの申し込みにルイズは言いづまる。 なんで急にデート、それよりも昨日って? と言う疑問が頭の中を巡る。 「ぇえっと……確か貴方は今モンモランシーと付き合っているのよね」 「妬いているのかい、でも薔薇は皆の為にあるのさ、ボクも一緒さ」 「……」 どうにも会話が通じない。そもそも何かとんでもない勘違いが起こっているような気がしてならない。 「どうか顔を上げてくれないかい、君の可憐な顔が一瞬でも見れないのは残念でならない」 だがギーシュはルイズに考える暇を与えず、歯の浮くような台詞を続けている。 その、ややこしい状況にさらにもう一人加わってきた。 「おはよう、ギーシュ、ルイズ」 赤い髪を振り、使い魔のサラマンダーを連れて現れたのはキュルケであった。 「おはよ……」 「おはよう、今日も赤い髪が美しいね」 つい数秒前までルイズを口説いていたのに、他の女が現れたとたんそちらまで褒めるギーシュの節操のなさにルイズは不審な目を向けた。 モンモランシーの苦労がなんとなく理解できたようだ。 「あら、昨日の夜にあんなに言ったのに、まだ言い足りないの?」 「君の美貌を称えるなんて何万の言葉があっても足りな……ぇ、昨日の夜?」 それまで、まるで口を止めなかったギーシュが口を開けたまま固まった。 「あんなに情熱的に口説かれたのは久しぶりだったわ。それでいて手を出さないなんて意外だったけど」 「ちょ、ちょっと待ってくれたまえ……昨日ボクは何を言ったか教えてくれないかい」 目を白黒させ、ギーシュはキュルケに問いかける。 それに対してキュルケの口から出るのは恥ずかしい言葉の数々。 後半は捨てられた男が女に復縁を迫っているようにしか聞こえない内容になっていた。 「ギーシュ、あんた程ほどにしておかないとモンモランシーあたりに刺されるわよ」 とルイズが呆れたように言った。 それに対してギーシュは大慌てで否定する。 「待ってくれ、昨日は授業が終わった後はずっとベルダンディー、ボクの使い魔と一緒に居た。その後部屋に居たらルイズ、君が尋ねてきて……」 「待ちなさいよ、なに大嘘でっちあげてんのよ。私は昨日、誰の部屋にも行ってないわよ!」 「そんな、昨日ボクの部屋にやってきて『立派な使い魔を召喚して自信が付いたから告白する』って言ったじゃないか」 「誰がアンタみたいな浮気男に告白するのよ!」 「……どうなってんのコレ」 とキュルケが呟いた。 それを聞きたいのはルイズもギーシュも同じであったが。 「あ、おはようタバサ」 そこに現れたタバサに気づきキュルケが声をかける。 しかしタバサの様子がおかしい、いつも無表情である彼女が険しい顔をして歩いてきた。 「おはよう」 「どうしたの、何か暗いわよ」 と歯に絹をかけず話しかける。 だがタバサは気にもした様子も無く話を続けた。いつもの事なのだろう。 「キュルケ……貴女の気持ちは嬉しいけど、私は女性とは付き合えない」 「は?」 キュルケは目の前の友人が何を言っているのか分からなかった。 だが彼女が冗談を言うような性質でないのは知っている。 「タバサ、何のこと?」 「昨日の夜、私の部屋で『友達以上になりたい』って貴女が……」 さすがの事にいつもの余裕がなくなるキュルケ。 そこにマルコリヌが現れる 「タバサ、昨日は逃げてしまってゴメン。僕は、僕は君のことが好きだぁああああ!」 と一直線にタバサに飛びかかり、あっさり避けられて床を転がった。 さらにモンモランシーが現れてマルコリヌに近寄る。 「ごめんなさい、私には好きな人が居るから貴方とは付き合えないの」 「うぉおお、何だかよく分からないけど振られたぁああ!」 マルコリヌは号泣した。 どんどん現れる数珠繋ぎのような関係に、最初からその場にいたルイズは気づき始めていた。 これは誰かが誰かに告白し、告白された人が誰かに告白すると言う事を繰り返しているのだ。 しかし、そんな事をする意味も分からないし。そもそも告白した記憶が誰も無い。 だとすれば、体を奪うような魔法具が校内をうろついているのか。もしくは―― 「なんの騒ぎじゃ、これは」 「学院長」 階段の上から今度は学院長が降りてきた。 「ぉお、ミス・フランソワーズ。良いところで会った、これを見てくれぬか?」 といつも咥えているパイプを差し出してきた。 首をかしげてルイズがそれを凝視すると。 ボン、と言う音と共にパイプがパーティーで使うクラッカーのように爆発した。 びっくり箱のようにパイプの先からバネが出て、その先端にピエロの顔がくっついている。 それに驚いたルイズは思わず後退し、足がもつれて尻餅をついた。 その光景が余程面白かったのか、学院長が大笑いをしていた。 その顔が歪み、白髪が徐々に桃色に、ゆったりとしたローブは短く、肌がどんどん若返っていく。 目の前で学院長は完全にルイズに変身した。 その光景に周囲に居た皆があっけに取られる。 尻餅をついているルイズと、大笑いしているルイズと二人のルイズが居るのである。 「だ、誰よあんた!」 ルイズが叫ぶ、笑いを堪えながらそいつは答えた。 「あ、あはは、わ、私は……ルイズよ」 「ふざけないで、ルイズは私よ! 貴方ね、昨日の夜に姿を変えて告白しまくった犯人は!」 危険な魔法具があるか、もうひとつは誰かが変身してイタズラをしてるとしか考えられなかった。 「あはは、は……さすがご主人様、当たりぃ!」 そう言うと同時にその姿は盛り上がり、口は裂け、尻尾が生えた。 肌は浅黒い土色に、鱗へと変わる。 そうして偽ルイズは巨大なドラゴンへと変わった。 「い、韻龍?!」 「いんりゅう? 違う違う、ボクは『シャドウゼロ』サ」 そう言うと今度は勢いよく小さくなり、人間サイズをさらに通り越して小さな人形の大きさになった。 真っ黒なヌイグルミのようになった。顔らしき部分に緑色の部位がある。 全体的に半透明でゼリー状のようだ。 「ごシュジン様はボクがランドドラゴンに変身してるトキに召喚しタンだよ」 その言葉にルイズが考えた事は『ドラゴンよりもレアな使い魔ではないか』と言う事だった。 つまり喜べば良いのか、それともイタズラを怒れば良いのか一瞬迷ったのである。 「きゅるきゅる、それじゃあちょっと散歩してくるのね」 迷ってる間にシャドウゼロはタバサのスカイドラゴンに変身するとマルコリヌをふっ飛ばし、入り口の一部を破壊して、空へと飛び去った。 その怒涛の展開に誰も付いていけず、唯一冷静だったタバサが言った。 「良いの? 逃げたけど」 「あ、あの馬鹿ドラゴンっっ!!」 慌てて飛び出し走っていくルイズ、どう考えても追いつけるはずが無いのだが。その場も誰もがソレに対して忠告する気が無かった。 全員の気持ちはひとつだった (疲れた……) その後、ルイズとシャドウゼロの追いかけっこは数年に続くことになった。 彼らの通った後は人間関係がぎくしゃくしたり、逆に長年のわだかまりが解けたり。 モンスターが街道を大行進したり、村々を荒らすモンスターの死骸が大量に転がったり。 さらにはアルビオンで起こった内乱、両者の内情を引っ掻き回して疲弊させたりした。 後の歴史には歴史上最悪の愉快犯テロリストとして語り継がれることになる。 ――完――
https://w.atwiki.jp/anothermoons/pages/12.html
その他参考画 名前:ゼロ 読み:ぜろ Zero 性別:男 歳:19歳 身長:177cm 体重:72kg 出身:? 住所:アミュレットタウン 武器:剣 職業:ほぼ何でも屋の「退治屋ゼロ」 血液型:AB型 一人称:オレ 説明:腰まで伸びた橙色の長髪と、重力を無視したクセ毛がトレードマーク。緑目。左利き。 いつもダルそうな表情で、話し方も淡白。深く考え込んだりするのが苦手。しかし、困っている人を見捨てることは絶対にできない優しさもある。 容姿はそこそこ。女々しい奴が嫌い。 「退治屋ゼロ」は、元々モンスターや妖怪退治専門だったのだが需要が無くなってきたため、とりあえずどんな依頼でも受け付けることにした。 店の名前はゼロが付けたもので、そこからも察することができるよう、ネーミングセンスが破壊的に無い。例としては、自身の技である「多死斬(たしざん)」など。また、自分がゼロだからと名の無いヤマネコ族の少年に「イチ」と名づけるなど、センスの無さはとどまるところを知らない。 剣の使いはお手の物。一応独学ではなく、師匠がいるらしい。ちなみに、剣が無くても素手で戦うことも可能。それはゼロの師匠の教えで、人を殺めることを最小限にするためである。 両親とはいざこざがあり、一人暮らし。何でもめたのかはあまり語りたがらないが、父のことを特に毛嫌いしている。 頭はあまりよくなく、異国語は全くと言っていいほど知らないため、魔法を覚えることができない。 技 1.多死斬(たしざん) 2.火鬼斬(ひきざん) 3.華花斬(かけざん) 4.輪裏斬(わりざん) 5.暗斬(あんざん) 貴方のキャラに100の質問
https://w.atwiki.jp/yaginuma/pages/404.html
悪魔神ゼロソウル アンコモン 闇 (6) 進化クリーチャー デーモンコマンド 8000 ブロッカー 進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自分の手札を全て墓地に置く。 W・ブレイカー (F)半端なことはするな。消し去るのであれば、全てだ。---悪魔神ゼロソウル 作者 豆腐 評価・意見 これはかわった悪魔神ですね。 ブロッカーを持っていること、さらに初のアンコモンという比較的低いレアリティ。 しかし、そのかわった悪魔神ですが、効果がすごい。 6コストのロスト・ソウル内臓クリーチャー!!! あの6コストのソウルアドバンテージがプレミアム殿堂入りしたことで分かりますが、6コストでこの効果は強力すぎるほど凶悪です。 しかも、パワーが高く、フィニッシャーとしての側面も持っています。 進化元である、デーモンコマンドは総じて優秀なので、かなりの活躍が期待されるでしょう。 柳 収録セット DM--2 伝説編
https://w.atwiki.jp/fallout3/pages/324.html
クエスト/Things That Go Boom 概要 クロッカーの要請に従ってブーマーからの援助を取り付ける 発生方法 ストリップ地区でNCR大使館への招待状を受け取り、NCR大使館にいるクロッカー大使から要請される 主な流れ NCR大使館にいるクロッカー大使を訪れる ネリス空軍基地に行き、パールにブーマーが援助してくれるよう頼む ブーマーからの評判を「偶像化」にする NCR大使館のクロッカーのところに戻り、ブーマーからの援助を取り付けたことを報告する 詳細と補足 NCR大使館 ストリップ地区を歩いていると近寄ってくるNPCがおり、その人物からNCR大使館への招待状を受け取る。Ring-a-Ding-Ding! 完了後のタイミングで発生。 NCR大使館はストリップ地区の南部・最奥にある。 大使館(正面ゲートから入って左の建物)に入り、デニス・クロッカー大使のところに行く。 リザ・オマリーが受付にいる。クロッカー大使が「右にいる」というのはオマリーから見てであり、向かって左のこと。 クロッカーの部屋、西側の本棚の上にメモ:スザンナ・イーディス大使の最終報告書 (盗み扱い)。 北東の寝室、北東角のベッド隣にあるテーブルの上にメモ:ストリップ地区レター11。 大使館内にベッドあり。 マリー・パパス大尉が持つNCR憲兵本部-倉庫のカギで、憲兵本部に入って前方にあるHARDドアを開けられる。憲兵本部、西の牢屋にあるテーブルの上にメモ:ストリップ地区レター10。 まだブーマーから「偶像化」の評判を得ていない場合 ブーマーのNCRに対する援助を取り付けるよう、クロッカーから要請される。 ブーマーからの援助を取り付けるには、彼らから十分な信頼を得る必要がある。要は、クエスト Volare! を終わらせばよい。ネリス空軍基地への近づき方など、詳細はそちらのページを参照。 ブーマーの拠点であるネリス空軍基地に行き、パールという女性に話をする。 そこで十分な数のサブクエストをこなすなどして、彼らからの評判を「偶像化」にする。 ブーマーからの評判が「偶像化」になったら、クロッカーのところに戻り、彼らからの援助を取り付けたことを報告してクエスト完了。 既にブーマーから「偶像化」の評判を得ている場合 (Volare! 完了済みの場合) クロッカーからブーマーについて訊かれた際、「実は彼らのことは知っている」を選択。 続いて、ブーマーにNCRに対する援助を頼めないか訊かれた際、「彼らは助けてくれると約束した」を選択してクエストが発生と同時に完了。 このように発生と同時に終了した場合、Pip-boy のクエストの記録には残らない。 補足 クロッカーとはキャラバンを遊べるようになる。 クロッカーと引き続き話をすると、クエスト Kings Gambit が発生。 報酬 経験値 200 NCRの好評 リンク The Vault (英wiki)
https://w.atwiki.jp/ryouhouji/pages/2429.html
壱 弐 参 極 名前 ゼロ (ぜろ) セリフ 壱 「ゼロ…いや、零か…」 弐 参 極 解説 遠い未来からやってきた「アンドロイド」と呼ばれる少女。妖怪や神仏とは異なる未知の存在である。エレクトロンの終末を司るらしいが、詳しい事は分かっていない。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 LR 52 25000 21250 17000 弐 参 極 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:ベル・オブ・ドゥームズデイ 火 15 敵全体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 敵HPダウン 中 備考: ※このカードは進化ごと必要法力が減少し、【極】で35になります。
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2201.html
【名前】 ブロッカーロボ 【読み方】 ぶろっかーろぼ 【登場作品】 超力戦隊オーレンジャー 【分類】 巨大ロボ 【合体】 オーブロッカー 【詳細】 オーレンジャー5人にそれぞれ配備された巨大ロボット。 それぞれオーレンジャーのゴーグルの形を模している。 更にオーレンジャーそれぞれの専用武器とキングスマッシャー(ロボサイズ)を所持。 レッドパンチャーと同様、大砲から撃ち出される形で出撃を行う。 5体の胸部から強力な光線を同時に放つ「ブロッケンファイヤー」が必殺技。 各自が変形や合体するとオーブロッカーとなる。 一覧 レッドブロッカー グリーンブロッカー ブルーブロッカー イエローブロッカー ピンクブロッカー
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2360.html
船着場の町。安酒場の安宿にはあらくれどもが集う。手には杯、腕(かいな)には女、 構えた腰にはふつくしい女の尻。数寄者が集い、剥れた欲を発散する。 「ではルイズ、あなたが先鞭をつけ、アニエスがそれに続く、それで構いませんね?」 「勿論。まあ、女子供に戦働きをさせたとあらば、騎士の名誉に瑕瑾を残しますゆえ、後 添えは無用なのが本意ではありますが」 「ぬぬぬ、こここのっ、小娘! 貴様、我を小僧と侮るか! お前はこのアニエスがじき じきにブッ潰す!」 ドカン、とテーブルを蹴り上げたおかっぱが、桃髪の悪魔に凄む。 『あ。あーああ。言っちゃったよ』 『だよなあ、アレは駄目だよな。あの小娘は姐さんの迫力を知らねえからな』 『オラオラと無駄無駄、どっちに賭ける?』 『そりゃオラオラに決まってんだろ。アレに勝てる奴はいねえ』 『ちッ、賭けにならねえなオイ』 『そりゃそうだ』 『そりゃそうか』 「決闘、いや『手合わせ』を願おうではないか」 ちょうど出航までに半日の刻がある。ここで上下関係をはっきりさせておくのも、ま、 無益ではあるまい。ヴァリエールは渋り困るフリをしつつ、それに応えた。 銃。たかが手合わせで銃を使うのか、こいつは。当たって死んだらどうするつもりなん だろう? いやでもアレはどう見ても必殺の裂帛、があるな。銃がなくともこいつは殺す 気でそこにいるし、何というかその、『漆黒の意志』でもって何が何でもブチ殺さないと 気がすまないのだろう。逆に『始末』されるかもしれないという危険を、常に『覚悟』し ているのだろう。 侮れない、これは侮れない。侮ったフリをしたのが、うまいこと効いて欲しいがそれも どうか。しかしまさか殺してしまう訳にもいくまい。どうする? 阿呆が集い暴れる安酒場、夜はこれからだ。二人の勝負も、未だ終わらない。わらわら と集ってきたボンクラどもが、賭けを始めてしばらく経つ。姫と爆発をそれぞれ応援して はいるが、潰れたら喰う気満々だ。既に転がったボトル、三本。 「……さて、ルイズ。そろそろ始まるわよ」 「予定通り、ですか。さすが」 『ちょっと待ちたまえ。君たちは既に戦闘可能な状態では……』 どちらも酔眼極まりながら、酔いどれを装うでもなく演じながら、しかしその眦だけは この場の全てを、捉えている。 その喧噪の外、賑やかな明かりに隠れ、目標をただ、睨む集団。 「始めようか」 気楽に、むしろこれから向かうのが、恋人の家であるかのように。軽やかに、部下に状 況の開始を告げる。 「……ん?」殺気、のようなものを感じて、ルイズが少しだけ速く杯を空ける。来たか。 よろしい、では始めよう。 「OK、野郎ども。パーティータイムだぞう」 傭兵どもが獲物を求めて走り出す。女が二人、これを好きにして殺せ。いい依頼だ。や りたい放題だ! 圧迫で吹き飛んだ扉、無数に飛来する矢。続いて鬨の声と共に殺到する傭兵たち。鼻の 下を伸ばして群がっていたボンクラどもをテーブルごと蹴散らし、酔眼の最後のきらめき を向けて姫が命じる。 「るいず! ばくはつのふたつなはだてじゃないってところを、みせてやりなさい!」 「あいよ!」 『もうだめだ……こいつら完全にイカれちまってるぜ……』 ぐごお、と、お休みの挨拶が聞こえるのを背後に、火酒によってリミッターを外された ルイズが、凶悪な笑みをらんらんと瞳に浮かべ、腰から二本の小刀を抜いた。メイジなれ ば己の半身たるべし杖がないことなど、残念ながらまるで気にしていないようだ。 「出ていけ。ここは俺の店だ」と凄んだデブの店主は、孤独な食事を邪魔されて怒る、ハ ードボイルドな四十男にアームロックを極められ、お…折れるぅ~と悶絶している。 「申し訳ありません! 遅参いたしました」 階下に轟いた破壊音に、ようやく気づいて駆けつけたアニエスが、テーブルと壁の隙間 に蹴り込まれた姫の許に跪く。 「いいのよアニエス~ほらみてあのこ~、すごくたのしそう~」 「あいつ、笑ってやがる……」ッ、 「殿下、ここはひとまず安全な場所へ」と、眼前に広まるかもしれない惨状から、むしろ 己を庇うかのように、小柄な主君を抱えて裏口へ走る。 『十時から突き! 二時の奴に切り上げつつ左反転』 「あいよ」 『デカいのが来るぞ。デルフじゃないんだから受けるなよ』 「あいよ」 『腹はいいが胸には刺すなよ、骨に当たると足が止まる』 「あいよ」 『狙うのは脇・首・手首だ。まあルイズは小さいから首は捨てていい』 「誰が“小さい”ってぇぇ?」 『いやいやいや、決してその、君の身体的特徴のことでは……』 「くそっ、お仕置きができないのがクソ悔しい!」 たかが傭兵、しょせん烏合の衆。それなりの斬り合いができたところで、この二人の相 手ができるはずもなく、なす術もなく切り伏せられていく。 『よし、充分だ。これで奴らは壊走する』 「あいよ」 『デルフを回収して脱出するぞ、姫様と合流だ』 「あいよ!」 止めを求める声が虚ろに響く、半壊した安酒場。無様を晒した兵の生き残りが集まる。 「兄貴! 十六名死亡、八名重症です! 申し訳ありません。女と思い、油断してしまい ました」 「あいつは、ただの女じゃねえよ。まともな殺し合いができる相手だ」嬉しそうだ。とて も、嬉しそうだ。焼け潰れた片目の痕を軽く掻きつつ、それか、それ以外がそうなのかど うか、ともあれ悦びを感じまくっているのは確かのようだ。 すやすやしてる姫を担いだアニエスと、すっかり忘れられていたデルフを担いだルイズ が合流を果たし、桟橋へ走る。 「フゥゥー……、初めて……人を殺っちまったァ~~♪ でも想像してたより、なんて事 はないわね」 「初めてだと!」デルフとアニエスの声が同時だ。やられ役として息が合ってきたのかも 知れない。 「クソッ、何であの女は来なかったんだ! クソッ」 白い仮面の男が、やはり桟橋へ走りながら呟く。何のためにあの重警備監獄にまで押し 入ったのだか、分からないではないか。あのクソ女、今度会ったら十六分割にしてくれる 。 アルビオン行きの枝へ向かう階段を、ゆっくり走るルイズ。姫とアニエスは船の確保を するべく、先行している。 「なあなあ? 何でゆっくりなのよ?」 「ヌケサクが追って来るのを、待ちながら逃げてるからね」 事情を聞かされておらず、何が何やらのデルフにルイズが答える。 「ん? 誰よそのヌケサクって?」 「そろそろ来るわよ、ほら」 と、もろそうな造りの階段をがすがすと踏みしめながら、男が一人、駆け上がって来る 。隠れてよく見えないが、たぶん憤怒の表情だ。 「ぶほっ。仮面? 何アレ格好いいの?」 『姫様も酷いことするよなあ。誰だか知らないけど』 「さ、始めるわよ! デル公、活躍してもらうわよ!」 「お、おう! 何だか知らないけど任せとけ!」 「貴様! もう一人はどうした! まあどちらにしてもブッ殺す」 意気揚々と自信たっぷりの様子で駆け上がって来る。息は切れ、仮面の下の顔が真っ赤 に熟してるのはご愛嬌だ。 「あら、遅かったわね。お陰でゆっくりしちゃったわよ」 不遜! 不遜なりこの女。余裕綽々である。 「それにね、私たちの世界でそんな言葉、使う必要はないのよ」 「“そんな”って何だ! どれだ! いいからお前は、死ね!」 「あらまた。覚悟が足りてないのねえ」 『覚悟だけは生まれや育ちで得られるものじゃないからなあ』 「それはそうね。ま、この甘ちゃんに期待してもねえ?」 「だだだ黙れえ! 喰らえ! 『ライトニング・クラウド!』」 白仮面の杖から稲妻が迸る。が、残念! 「行くわよデル公!」 「がってんだ!」 放射魔法、まっすぐ向かって来る魔法。これほどデルフと相性のいい魔法はない。手加 減なしの必殺直撃コースなら、絶対に当たるのだから。デルフに。 「な、何い! 吸収しただと!」 ぼふ、とマヌケな音を残して白仮面の姿が掻き消える。吸収の役目を果たしたデルフを その場に落ちるに任せ疾った、ルイズの“打”と“突”が同時にその身体を粉砕したのだ 。 「手ごたえ、なしか」 「遍在ってやつだな、これは」己の博識を披露するデルフ。得意気だ。 「ククク、これは楽しめそうね。次の一手はもう少し面白いのを頼むわよ」 「風石が足りませんや!」 「できるできないが問題じゃない、やるんだよ! いいから出せ!」 凄むアニエスと怯む船長。アンリエッタはお休み中だ。 「何とかしてやるから? な?」媚びるような声の、その腰には構えた銃。 「仕方がありませんな。(畜生)OK、行ける所まで行ってやりますよ!」 ぱたぱたと船に向かって走って来たルイズ達を、船員達がどうにか引き上げ、定刻より かなり早いアルビオン行きの貨物船が、慌しく世界樹から出航した。 甲板を染め始めた曙光が、深更まで飲み続けていたとは思えない健脚を照らす。昨晩の 運動がいささか激し過ぎたようで、日課の寝坊を中断され、やや不機嫌に食い物を求めた 挙句、貨物室のドアをこじ開けて発見した塩漬け肉の塊にかぶりつきながらの登場だ。 まだ細い身体、まだ細い腕、腰。小さな手。感情がおとなしい時だけは高貴な、と見え なくなくもない容貌、好事家であればその姿を映した一幅に大層な値をつけそうだ。右手 に肉、左手に小刀を持っている三白眼のいま、でなければ。 迎え酒だと、またかっぱらって来たワインの樽を傾けるルイズの左手が、何かを見つけ て声を上げる。 『おお、やはり船といえばこれがなくてはな』 「この玩具がどうかしたの?」 『退屈な船旅にはこれが付き物なのだよ、ルイズ。まあ、貴婦人が乗るような豪奢な代物 であれば、プールは当然、劇場やカジノまで揃っていたりするが、庶民が乗れる船の唯一 の娯楽といえばこの輪投げなのだ』 そして、とルイズに向き直り、 『これが君の修行に役立つといったら、どうするどうする? 君ならどうする?』 「これが? ただの遊びじゃないの」 と、投げ輪をつかみ、ぽんぽんと器用にピンに的中させてみせる。 『これが君の空間認知能力を鍛えてくれる』 「なによそのちょうのうりょうりょくって?」 『寒気がするっていうヤツのことか。違うぞルイズ、能力しか合ってない』 「だから何よそれは!」 『君の“魔法”はゼロ距離以外では命中しないだろう? これを矯正する』 「あれが、当たるようになるの?」 『そうだ。それができるようになれば、擬似的にだが『オラオララッシュ』も、『銃撃』 も可能になるぞ』 「『スタープラチナ』と『エンペラー』ね! 近距離と中距離でこれが使えるようになれ ば、わたしの戦闘能力は計り知れないものになるッ!」 『ああ。ま、さらにおぞましい方法もないではないが、それができるかどうかは、まだ不 明だしな』 「何よそれ! せっかくだから教えなさいよ!」 『君が人間をやめる覚悟ができたら話すよ。私はまだ、君にそこまではさせたくない』 「ふん! まあいいわ。じゃあまずその、何とか能力を鍛えてもらおうじゃないの」 話しながらも投げ輪を回収しては投げ、また投げと、輪投げを完成させ続けるルイズ。 左手との会話にかまけていると奇異の目で見られる、それが身に沁みた故の行動である。 『よかろう。その線から三歩下がって、真ん中の五のピンを見てくれ。こいつをどう思う ?』 「すごく……、大きいです……」 『ああスマン、冗談だ。それはともかく、その位置から五を狙うんだ。ただし』 「なに?」 『私が合図をしたら、右・左・後に跳躍して、着地と同時に投げてもらう』 「そ、それは難しそうね」 『跳躍の際に確認したピンの位置を、着地で確かめ、同時に投擲する。これは難しいぞ。 しかも私が合図するまでは、どの方向に跳べばいいか判らない。これが君の空間認知能力 を鍛える』 「ふふん、難しいからできない? それはやってみてから判断して貰いたいわ」 『あ、一つ忘れてた。フル装備だ』 「げ。あれも背負うの?」と、愛剣を見やる。 甲板に刺さって風を感じていたデルフが、視線を感じて嬉しそうにする。 「お? もしかして俺の出番? いいよいいよ! んで、何すんの、俺?」 『重石、だな』 「な、なんだってー。し、失敬な! このデルフリンガー様を漬物石にだと!」 「あんた重いから。だからじゃない?」 「これでも二メイルの大男が持てば、腰に佩けるサイズなんだよ!」 『デルフの長さと、ルイズの背丈がほぼ変わらないからな。ま、鞘なしででも、背負って 貰えてるだけ幸せなんじゃないか?』 「ぐむ。た、確かに鞘さえなければ、俺様の美声を妨げるモノもないことだし……」 「解ったら、ほれ、わたしの鍛錬の礎となりなさい!」 「おほう、感じてしまった。姐さんの尻肉は美しく薄い」 「うるさいうるさい、うるさい! 女の魅力は尻じゃあないのよ!」 『ルイズ、それ以上は墓穴になるぞ』 「気にするな姐さん! 俺はむしろ小さいのが大好きだぜ!」 ああ爆発、そして爆発。この珍道中は続く。爆音と悲鳴と共に……
https://w.atwiki.jp/zeromoon/pages/138.html
前ページ次ページゼロとさっちん ――それは、絶望の大地であった。 この地ではいかなる魔法も癒しの技たりえず、ただただ枯れて散っていくだけのようにすら思える。 寂しくて悲しくて。 そこにあるだけで生きる力をも失ってしまいそうだと、ウェールズは感じた。 いや、見よ。三人のワルドは苦悶の表情を浮かべたかと思うと、瞬く内に消失したではないか。 この世界は 命をも枯らす――。 「大丈夫」 さつきが言った。 喉を押さえながら。 荒い息を抑えながら。 「私の、コレは、世界から魔力を奪う、だけ」 太源(マナ)とか小源(オド)とかシオンは言っていた。 さつきにはその意味はよく解らない。 いや、解らないふりをしていた。 本当は知っているのだ。 さつきは自分が世界を枯らしてしまっていることを知っている。 世界を枯らして、乾かして―― そのまま、殺してしまうのだと。 魔術を為す者、魔性に生きる者ならば太源を取り込んで秘儀を操り、あるいは活力と変える。 だが、さつきの織り成すこの世界は、ただ殺すだけだ。 魔の力を殺して。 しかし、自分の力にはしない。 何も生み出さず。 何も作り得ず。 ただただ自分の悲しみと絶望と飢えだけが投影されて具現化された世界。 (ああ、――――なんて、無様) それでも。 今は、それだけの世界でも。 「――偏在を、殺すか」 一人だけ残されたワルドが、むしろ静かな表情で言う。 そうだ。 この世界の中では、ほとんどの魔術は意味を成さずに失われる。 それはハルケギニアの系統魔法相手にしても同様であった。 最強の系統魔法と謳われる風において、その真髄と言われる〝風の偏在(ユピキタス)〟――その耐久力は生身の人間に準じるはずであったが、魔力で生み出された存在であるのならばこの〝枯渇庭園〟の例外たりえない。 「メイジ殺しとは、メイジとの戦い方を知悉した練達の平民戦士に対する呼び名だが、この世に、君のこれ以上にその言葉の合う存在もあるまい。君こそは、まさに真実の〝メイジ殺し〟だ」 「…………まだ、やるの」 さつきの言葉は問いではない。 確認ですらない。 どうして自分がその言葉を出したのかすらも、彼女には解らなかったが。 ただ一つ解ることがある。 (この人は止まらない) ワルドという男は、決して止まることはないだろう。 それだけはさつきにも解っていた。 うむ、とワルドは頷く。 「そうだな。この世界において、君に勝つのは無理だろう。この私が君に勝つのは、無理だろう。伝説の使い魔に勝つのは、無理だろう」 「だったら!」 ルイズが叫んだ。 叫んでから歯を食いしばり、俯いた。 ――だったら、降伏してください。 そう言おうとして、言えなかった。言えるはずがないのだと悟ったから。言ったとして、聞き入れてくれるはずが無いと解ったから。 彼女は自分を見つめたワルドの目を見たのだから。 「ああ、僕の可愛いルイズ。君は本当に優しいな。優しい子だな。その心だけで、気高い魂だけで、それだけでも君は価値がある。魔法の才能なんかなくても、充分以上の、この上ない価値なのだよ。君の本当の、最高の価値は――」 ――その気高くも優しい魂にあるのだから。 言葉にされた心と、言葉にされなかった心と。 その二つを別ったのは、何だったのだろうか。 あるいは、それはこのワルドという男に残された優しさであったのかも知れない。 「さあ、決着をつけよう」 「うん」 何の、とは聞かなかった。 やめて、とはルイズもいえなかった。 ワルドは頷き、「では、王子」とウェールズと声をかける。 ウェールズは眼を大きく見開いた。彼には自分がここで何を求められているのかを悟ったのである。 「不詳、このアルビオン王国の最後の皇太子、ウェールズが立会人を務めさせていただく」 「ウェールズ様」 自分の顔を見上げる少女へと、王子は目を向けた。愛らしい少女だった。桃色がかった金髪に、鳶色の瞳。白い肌。髪は潤いを無くしていた。瞳は充血して赤くなっていた。肌の表面には細かい傷が幾つも見えた。しかし、愛らしいと思った。 ここでなくて自分にアンリエッタがいなければ、あるいは恋に落ちるような状況かもしれないと、何処か冷静な頭のどこかでウェールズはそんなことを考える。 再び、前へと向き直った。 「双方、名乗られよ」 ワルドは剣の形をした杖を顔の前に寄せ、切先を上へと向けた礼をとる。 「トリスティン王国近衛グリフォン隊隊長――いや、」 言葉を切り。 「レコン・キスタよりの刺客――違う、」 搾り出す。 「ワルド。ただの、ワルドだ」 さつきもまた、デルフリンガーを拾い上げる。 「相棒」 「えーと、」 彼女は荒野に立ち、自分たちを見ているご主人様の顔を見た。泣いてるような顔をしていた。涙が流れていないのは、あるいはこの世界ではその涙ですらも枯らして乾かせてしまうからなのだろうか。 だとしたら、この世界にも価値があると思う。 涙の流れない世界だなんて。 それは、――なんて、素敵。 息を吸う。 「ゼロのルイズさんの、使い魔の、えーと、ガンダールヴで、」 そして何か素晴らしいことを思いついたように、さつきは微笑んだ。 「ゼロの使い魔、弓塚さつき」 ワルドとウェールズは頷き、ルイズは「さつき」と言った。切ない声だった。悲しい声だった。どうしてそんな声を出したのか、当人にもよく解らなかった。さつきは「大丈夫」とだけルイズの方へと一言だけ、残した。 「双方とも名乗りが済んだのならば、立会人より一言。当世は永らくの厭戦気分によって決闘はご法度となれど、古えより己が矜持にかけて杖を掲げ、刃を振り上げるのは貴族の習いであった。この度も古法に倣い、誓約を課す。 勝者は敗者を侮蔑するべからず。 敗者は勝者に怨恨を残すべからず。 命を奪われても従容と受け入れよ。 不具となっても豁然と受け入れよ。 勝敗は時の運、始祖の御加護によりもたらせるものと心得よ」 「異議なし」 「私も」 二人の決闘者は互いを凝視したままにそう答える。 ウェールズも深く頷き。 「では尋常に――」 「「勝負!」」 命も枯れる大地の中で、吸血鬼とメイジは最後の戦いを始める――! 前ページ次ページゼロとさっちん
https://w.atwiki.jp/vipkaede/pages/137.html
神の子 ゼロ 12月24日に実装 実装されたらどんどん書いていく(書いていけ) 特徴 なにもかもが下方修正されてショボい職になってた。もう復活祭りはできない。 ラッキーキューブがモリモリ貰えてコスパのアドバンテージも薄れた神の子のいいところは スキルが派手 火力は中の下 恵まれたスキル群(オーラ/マジェスティカイザー+無敵/セルフリザ/バインド/ソウルスティール等)ただし本家本元にはかなわないスキルも多い バインドいっぱい持ってます ゼロ専用のステージやボスでもらえるポイントで武器と補助の潜在回せる 武器と補助の潜在は共通 その武器は成長して壊れても再支給される キャラが二人でアバも二通り 着せ替えが楽しい テレポとFJ持ってます コアジェム厳選とか必要ない。全部のスキル使うからな 最近のアプデで少し火力が上がった 楽しい まとめると脳筋と無課金に少し優しい職 小技 パンダやソウルコントラクトはキャンセルできる 発動してすぐにタッグすればおk シャドーレインだけは特殊なキャンセルが必要 タッグしてからまたタッグするまでのクールタイム中に発動するとキャンセルできる うまく言葉で説明できない...... ゼロの弱点 大量のコアジェムが必要だし枠もほしい。全部のスキル使う関係上200レベからのレベル上げがメチャ重要 235レべでようやくそれなりの形になる。後コアジェムが大量に必要 テレポの仕様(バグ?)ドリームブレイカーのマップ移動で地獄を見る ボス戦は得意だけど苦手
https://w.atwiki.jp/vipkara/pages/8.html
へ(^o^)へ いいぜ |∧ / / (^o^)/てめえ等 /( )が勝手に俺 / / >のページを (^o^) 三 編集すれば (\\三 喜ぶと思って < \ 三 るのなら \ (/o^) まずはその (/ ふざけた幻想を / < ぶち殺す 日記書いてます。wikiで勝手にページ使って。 ↓ ゼロ日記 直すの大変なんだよばかやろうwwwww -- ゼロ (2009-08-01 23 29 19) なにこれこわい -- みぃあ (2009-08-02 00 15 40) 全然こわくないよ^^ -- ゼロ (2009-08-02 00 16 20) マジで?キャーゼロサーン -- みぃあ (2009-08-02 00 18 29) なんか可哀想な子になってます -- kyo (2009-08-02 06 25 41) ゼロって元ジャニーズだったか?! -- イニシエ (2009-08-02 15 08 07) ゼロは自分に酔ってるの?カッコ良すぎ -- 名前が無い程度の能力 (2009-08-02 19 32 33) 俺もチャット風にしてよw -- イニシエ (2009-08-03 01 50 15) ゼロちゃん久しぶりー☆w -- 姫 (2009-09-19 17 44 08) 名前 コメント